第29回社会福祉士 国家試験 相談援助の理論と方法

やっと落ち着きました。もう取らないでよ

104問目

ソーシャルワークにおけるアセスメントに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

①コミュニティはアセスメントの対象に含まれない。

含まれる

②ソシオグラムは,クライエントと複数世代の家族メンバーとの関係性を表す。

ジェノグラム

③パーソナリティに焦点化して,クライエントに関する情報を収集する。

パーソナリティに焦点化する訳ではない

④プライバシー保護のため,クライエント以外の者から情報収集は行わない。

行う

⑤支援プロセスの進行と共に展開する動的なプロセスである。

正解

 

105問目

ソーシャルワークの援助過程におけるモニタリングに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

①プランニングの前に実施される。

アセスメント

②インターベンションが行われている間に実施される。

正解

③契約の前に実施される。

インテーク

④インテークの途中で実施される。

されない

⑤援助終結後に実施される。

フォローアップ

 

106問目

バイステック(Biestek,F.)の援助関係形成の原則に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。

①「自己決定の原則」は,クライエント自身や第三者重篤な危害が及ぶことが想定される場合においても優先する。

しない

②「受容の原則」とは,ワーカーの個人的な価値観と一致する場合において,クライエントを受け止めることである。

価値観が相違しても受け止める

③「個別性尊重の原則」とは,他のクライエントと比較しながら,クライエントの置かれている状況を理解することである。

比較しない

④「非審判的態度の原則」とは,クライエントを一方的に非難したり,判断しないことである。

正解

⑤「統制された情緒的な関与の原則」とは,クライエント自身が自らの情緒的混乱をコントロールできるようにすることである。

ワーカーがコントロールできるようにする

 

107問目

事例を読んで,この場面におけるBスクールソーシャルワーカー社会福祉士)の対応に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。

〔事例〕Bスクールソーシャルワーカーは,小学校4年生のC君の母親から初めて相談を受けた。C君は低学年の時には学校から大きな問題を指摘されたことはなかったが,4年生になってからは授業に集中できず,落ち着かないところが目立つようになり,周りの友達とのトラブルが多くなった。また,この1か月の間,不登校気味となっている。さらに,C君自身も学校でのストレスから,自宅では2歳年下の弟との喧嘩が激しくなり,弟も非常に混乱しているようである。また,夫に相談しても話を聞こうとせず,どうしたら良いのか分からないと訴えた。

 

①「ご家庭でのお子さんの様子をもう少し詳しく聞かせていただけますか」

正解

②「お子さんの問題は夫婦で話し合うのが最も大事なのではないですか」

③「兄弟喧嘩くらい多少は大丈夫ですよ」

④「お子さんの学校の問題は,先生ともっと話し合うべきです」

⑤「お母さんのこれまでの生活歴をお聞きしてもよろしいですか」