第29回社会福祉士 国家試験 児童
141問
事例を読んで、児童扶養手当に関する担当者の説明として、最も適切なものを1つ選びなさい
【事例】T市に居住するBさんは、障害基礎年金を受給している。 最近、夫と離婚して小学生(11歳)の子どもを引き取った。今後の生活のため、児童扶養手当のことについて市役所の担当部署に相談に行った
①児童扶養手当の支給によって子供に対する父親の扶養義務はなくなる
なくならない
②障害基礎年金と児童扶養手当は併給できないため、Bさんはどちらかを選択する必要がある
併給できる
③Bさんに障害があるため、児童扶養手当は子供が20歳になるまで支給される
18歳3月まで(障害のある児童は20歳未満まで)
④母子生活支援施設に入所する場合であっても、支給要件を満たす限り、児童扶養手当は支給される
正解
⑤児童扶養手当の支給は、子供が13歳に達した日の翌月から減額される
規定なし
142問
次の説明に該当するCさんの職種として、正しいものを一つ選びなさい
Cさんは、児童福祉施設に配置されており、児童相談所等と連携を取りながら子どもと保護者の関係調整、関係機関と連携しながら保護者支援を行っている。主に家庭復帰を支援し、家庭復帰後の地域での見守り体制の調整を行うほか、要支援児童・要保護児童を含み、地域における子育てに関する相談にも応じる。
この職に就くことができるのは、社会福祉士もしくは精神保健福祉士の資格を有する者、 児童養護施設等において乳幼児の養育や児童の指導に5年以上従事した者、児童福祉司となる資格を有する者、などのいずれかに該当する者とされている
①里親支援専門相談員
②児童自立支援専門員
児童自立支援施設に配置
③家庭支援専門相談員
正解
④主任児童委員
児童福祉に関する民生委員等
⑤家庭相談員
家庭児童相談室に配置
第29回社会福祉士 国家試験 児童
136問
子ども・子育て支援法に規定されていることとして、正しいものを一つ選びなさい
①子ども・子育て支援給付の総合的・計画的実施は都道府県の責務である
市町村
②一般事業主は一般事業主行動計画を策定しなければならない
③病児保育事業は地域型保育事業の一つである
地域子ども・子育て支援事業
④子ども・子育て会議は厚生労働省に置く
⑤子どものための教育・保育給付は小学校就学前子どもの保護者に対して行う
正解
137問
「保育所等関連状況取りまとめ(平成27年4月1日)」(厚生労働省)による保育需要および供給の状況に関する次の記述のうち正しいものを1つ選びなさい
①保育所数は平成22年4月1日時点に比べて倍増している
同程度
②保育所の利用児童数は、幼保連携型認定こども園の利用児童数を上回っている
正解
③3歳未満児のうち、保育所等を利用する児童数がおよそ半数を占めている
3割程度
④保育所等待機児童数は、平成26年4月一日時点に比べて減少している
増加
⑤首都圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)の保育所等待機児童数は、全国の90%を占めている
4割ほど
138問目
「児童の権利に関する条約」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい
①第1回ホワイトハウス会議で採択された
国連総会
②日本政府は、この条約を批准するための検討を進めている
1994年批准済み
③児童の権利を、能動的権利と受動的権利に関する節に分けて規定している
節に分けられていない
④「児童とは20歳未満のすべての者をいう」と規定している
18歳未満
⑤「自由に自己の意見を表明する権利の確保」について規定している
正解
139問
次の記述のうち、児童福祉法に規定されていることとして、正しいものを1つ選びなさい
①児童の福祉を保証するための原理は、すべて児童に関する法令の施行にあたって、常に尊重されなければならない
正解
②国は児童を心身ともに健やかに育成することについて第一義的責任を負う
保護者
③児童が就学年齢に達した後に、その自立が図られることその他の福祉を保障される権利を得る
就学年齢関係なし
④児童憲章を児童の福祉を保証するための原理としている
⑤すべて国民は児童の保護者を支援しなければならないとしている
規定されていない
140問目
母子及び父子並びに寡婦福祉法に規定されていることとして、正しいものを1つ選びなさい
①母子生活支援施設
②母子福祉資金
正解
③養育支援訪問事業
子ども・子育て支援法
⑤婦人相談所
第29回社会福祉士 国家試験 高齢者
134問目
老人福祉法に基づいて市町村が採る「福祉の措置」の対象となり得るものを2つ選びなさい
①老人居宅介護等事業
正解
対象外
正解
④介護老人保健施設
対象外
⑤救護施設
対象外
135問目
事例を読んで、高齢者虐待に関するL社会福祉士の対応として、適切なものを2つ選びなさい。
【事例】L社会福祉士は、S町にある特定施設入居者生活介護事業所の管理者をしている。ある日、最近入居したMさんについて、複数の入居者から「昨夜Mさんが廊下を歩きまわってうるさかった」との苦情を受けた。Mさんを担当したA介護職員に状況を聞くと、「夜勤時、Mさんが大声を出して歩き回っていたので、一晩部屋から出られないように鍵をかけておいた」との説明があった
①すみやかにS町へ報告することとした
正解
②閉じ込めたことは、やむを得ない対応と判断した
③Mさんの家族に電話で状況を説明し、了解を求めることとした
④Mさんの行動について、関係する職員とその要因を分析しつつ、 対応方法を検討することとした
正解
⑤外部に情報が広がらないように、ボランティアの受け入れを中止することとした
残り少しになしました〜^ ^
第29回社会福祉士 国家試験 高齢者
130問
次の事例を読んで、高次脳機能障害に対する排泄の介護に関する次の記述のうち、適切なものを2つ選びなさい
【事例】 Kさん(68歳女性)は、交通事故によって高次脳機能障害の診断を受けた。受傷後、特別養護老人ホームで暮らしている。四肢の障害はない。場所の見当識障害があり、尿意を感じた時に、トイレの場所が分からなくなり、間に合わず失禁することが増えた。また注意障害があり、二つのことが同時にできない。失認症状も見られる。施設内のケース会議で排泄の支援方法を再検討した。
①トイレの場所がわかるように矢印などで示した。
②本人の排尿リズムを考慮した時間ごとに、トイレに誘導するようにした。
正解
③部屋にポータブルトイレを置くようにした。
④排泄時に着脱しやすい服装を勧めた。
正解
⑤常時オムツを着けるようにした。
131問目
介護保険制度の地域支援事業における包括的支援事業に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい
①総合相談支援業務では、日常生活自立支援事業や成年後見制度といった権利擁護を目的とするサービスや制度を利用するための支援などが行われる
権利養護事業
②包括的・継続的ケアマネジメント支援業務では、地域内の要介護者などやその家族に対し、日常的な介護予防に関する個別指導や相談などが実施される
介護予防・生活支援サービス事業
③在宅医療・介護連携推進事業では、 高齢者などが医療機関を退院する際、必要に応じ、医療関係者と介護関係者の連携調整や相互の紹介などが行われる
正解
④生活支援体制整備事業では、生活支援コーディネーターと生活支援サービスの提供主体による情報共有・連携強化の場として、地域ケア会議が設置される
地域住民等による協議体
⑤認知症総合支援事業では、民生委員や地域内のボランティアによる認知症初期集中支援チームが設置される
専門職による
132問目
介護保険制度による国民保険団体連合会の役割に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい
①要介護度ごとに定められる区分支給限度基準額を決定する
②利用者からの苦情を受けて、サービス事業者に対する必要な指導及び助言を行う
正解
③事業者・施設の利用料金、職員研修の実績などに関する介護サービス情報の公表を行う
都道府県
④第一号被保険者の保険料の特別徴収を行い、それを各市町村に納入する
年金保険者
⑤介護保険審査会を設置し、市町村の処分に対する不服申し立ての 審理・ 裁決を行う
都道府県
133問
「認知症サポーターキャラバン」に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい
①認知症サポーターを養成する事業は、介護保険法において地域支援事業の一つとして法定化されている
されていない
②認知症サポーター養成講座を受講するためには、保健医療・福祉分野で高齢者支援に関する実務経験を有することが要件となっている
特になし
③認知症サポートとキャラバン・メイトの総数は、平成27年12月現在、全国で約100万人である
1200万人を超える
④認知症サポーターには、地域包括支援センターに協力する努力義務が課せられている
特になし
⑤キャラバンメイトは認知症サポーター養成講座の企画立案及び実施を行う
正解
第29回社会福祉士 国家試験 高齢者
126問目
平成28年版高齢 社会白書内閣府における高齢者の就職等に関する次の記述のうち正しいものを一つ選びなさい
①高齢者の就業状況を見ると65〜69歳の男性の有業者の割合は、2割程度となっている
5割ほど
②高齢者の雇用形態を見ると、男性の雇用者の場合、非正規雇用者の比率は65〜69歳で7割を超えている
正解
③60歳以上の高齢者のうち、収入を伴う仕事を希望する者の割合は約5割である
7割
④労働力人口に占める65歳以上の高齢者の割合は3割を超えている
1割
⑤高齢者世代の所得を種類別に見ると、平均年間所得金額に占める「稼働所得」の割合は、4割程度となっている
2割ほど
127問
老人福祉法の展開に関する次の記述のうち正しいものを一つ選びなさい
①老人福祉法制定時(1963年 昭和38年)には、特別養護老人ホームは経済的理由により居宅において養護を受けることが困難な老人を収容するものとされていた
②65歳以上の者に対する健康診査事業 は、老人医療費支給制度の導入時(1972年 昭和47年)に法定化された
1963年 老人福祉法
③高齢者保健福祉推進十か年戦略(1989年 平成元年)を円滑に実施するため、老人福祉計画の法定化を含む老人福祉法の改正 (1990年 平成2年)が行われた
正解
④老人家庭奉仕員派遣制度は、老人福祉法改正時(1990年 平成2年)にデイサービスやショートステイと共に法定化された
1963年老人福祉法
⑤介護保険法の全面施行( 2000年 平成12年)に合わせて、老人福祉施設等の入所事務が都道府県から町村に権限移譲された
1990年老人福祉法改正時
128問目
介護保険法の一部改正(2017年 平成26年)により、「介護予防サービス」から「介護予防・日常生活支援総合事業」に移行したサービスとして、正しいものを二つ選びなさい
①介護予防訪問入浴介護
移行なし
②介護予防訪問看護
移行なし
③介護予防訪問介護
正解
④介護予防通所介護
正解
⑤介護予防短期入所生活介護
移行なし
129問目
介護保険法に定める福祉用具貸与の種目として、正しいものを2つ選びなさい
①認知症老人徘徊感知機器
正解
②入浴用椅子
直接肌に触れるため購入
③腰掛便座
直接肌に触れるため購入
④簡易浴槽
直接肌に触れるため購入
⑤自動排泄処理装置
正解
第29回社会福祉士 国家試験 組織と経営
123問
リーダーシップに関する次の記述のうち最も適切なものを一つ選びなさい
①コンティンジェンシー理論では、特定のリーダーシップ行動の普遍的有効性を重視する
コンティンジェンシー理論は経営管理論
②行動アプローチでは、リーダーシップという影響力の実態をリーダー個人の身体的・精神的 資質として捉える
リーダーシップの特性論
③変革型リーダーシップ論では、メンバー個々の動機づけや知的刺激を排除するリーダーの行動を重視する
行動アプローチ
④リーダーシップの特性論では、課題志向型と人間関係志向型の二つの行動を重視する
行動理論
⑤フォロワーシップ理論では、フォロワーの自律性を引き出すリーダーの役割を重視する
正解
124問目
社会福祉法人の経営・会計に関する次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい
①法人全体の財務諸表を作成しなければならない
正解
②貸借対照表の貸方(右側)には、固定資産が計上される
左側の借方
③減価償却費はコストであるため、法人外部に資産流出する
流出ではなく資産
④アカウンタビリティとは、間接金融を指す
企業の説明責任
⑤借入金返済の財源として、外部寄付者による寄付金を用いてはならない
できる
125問目
組織で働く者の労働意欲やキャリア形成に関する次の記述のうち正しいものを一つ選びなさい
①ハーズバーグは、仕事に積極的な満足を与える要因として監督技術、作業条件、給与などの衛生要因を重視した
説明は仕事の不満に関わる要因
②マズローは、自己実現の欲求が達成されれば、仕事のやる気は低下すると考えた
やる気は上昇する
③コーチングとは、上司からの指示・命令により従業員の労働意欲を向上させる方法のことである
自発性を促す
④キャリアアンカーとは組織が個人にふさわしいキャリア展開を前もって計画することをいう
働き方を選択する際の譲れない価値観や欲求等
⑤メンタリングはメンティ(メンタリングの受け手)のキャリア形成の促進を目的とする
正解
明日で、29回終わりそうです(^ ^)
第29回社会福祉士 国家試験 組織と経営
やっと29回の過去問が終わりそうですが、このままのペースでいけば過去問終わるより先に試験がきてしまうかも…笑
多分、問題数ずれてる気がしますが、気にしないで下さい。すいません、m(_ _)m
119問目
社会福祉法人に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい
正解
できる
④社会福祉法人の非営利性とは収益を出してはならないという意味である
収益事業は可能、支障がない範囲内で
公益事業は非課税
120問目
医療法人及び特定非営利活動法人に関する次の記述のうち正しいものを一つ選びなさい
①医療法人は剰余金の配当が可能である
不可能
②第5次医療法改正の執行後に設立される医療法人には出資持分が認められている
認められない(2007年の法改正より)
③社会医療法人は収益業務を行うことができない
できる
④特定非営利活動法人の解散時の残余財産は、定款で定めた他の特定非営利活動法人等に帰属する
正解
⑤特定非営利活動法人における各社員の表決権は平等ではない
平等
121問
次の記述のうち、個人が暗黙的に行ってきた仕事の仕方(暗黙知)を形式知化する方法に当たるものとして、正しいものを一つ選びなさい
①OJTを通して先輩職員の仕事の仕方を模倣する
②各担当係が紙媒体で管理していた業務記録を電子データベース化する
③熟練の職員が行う仕事の仕方を文章化しマニュアルを作る
正解
④法人の理念と行動規範を毎日唱和し、職員に周知させる
⑤新人教育でマニュアルの読み合わせを徹底し、マニュアルがなくても仕事ができるようにする
これは、考えたらわかりますね^^
122問目
集団のパフォーマンスに関する次の記述のうち最も適切なものを一つ選びなさい
①リーダーを中心にまとまりの良い集団では、集団浅慮は起きない
起きる
②社会的手抜きは集団の作業では発生しない
集団の方が発生する
③社会的促進は複雑で不慣れな課題遂行時に起きる
社会的促進は仕事に慣れている場合に起きる
④グループ間のコンフリクトは、あるグループがほかのグループに対して優位に立とうとするときに生じる
正解
⑤チームでメンタルモデルが共有されていると、チームのパフォーマンスは減退する
増大する
社会人だとイメージしやすい問題ばかりですね^^